石原友明展『透明人間から抜け落ちた髪の透明さ』

会期:2014年11月29日(土) – 2015年1月18日(日)
会場:MEM map
open hours:12:00-20:00 月曜休廊 [月曜祝日の場合は翌日休廊]*年末年始休廊12月26日-1月7日
tel. 03-6459-3205

オープニングレセプション:2014年11月29日(土) 18:00〜20:00
クロージング対談企画:2015年1月17日(土) 18:00〜
山本和弘(栃木県立美術館 シニア・キュレーター) × 石原友明
会場 MEM (参加無料)

ー 透明になった自分から抜け落ちた髪が床に落ちる。からだから離れるとそれは徐々に透明では無くなっていった。そうして見えるものになり、死んで、もはや自分の一部ではなくなってしまった髪を見つめると、なぜかそれこそが懐かしい自分自身の生きたからだを眼前するかのような反転した感覚にめまいがするのだった。ー
「美術館で、盲人と、透明人間とが、出会ったと、せよ。」 石原友明(1993~)より

身体から遠く離れ、もはやイメージですらないまでに情報化された断片はそれでも自分の一部なのだろうか?
数量化されたからだは自画像を結ぶことができるだろうか?
ベクターデータ化された身体の断片による、新作自画像を展示します。