てりはのいばら

谷崎潤一郎の小説『細雪』に登場する蒔岡姉妹をモチーフにしたセルフポートレート。

撮影ではかつて谷崎が住んでいた打出の家(富田砕花旧居)や愛用した家具が用いられており、衣装は船場をルーツに持つ須藤の祖母の着物や小物を使用している。大阪・阪神間で育った須藤が『細雪』を通して見た阪神間のモダニズム、そして近代の女性像を現代の視点で再解釈する。


Top