谷原菜摘子展
「私たちの人生」
「どこかでラッパが鳴っている」

谷原菜摘子展「私たちの人生」
会 期|2024年9月7日(土)-9月29日(日)
会 場|MEM (東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 3F)
時 間|13:00 – 19:00 [ 9月29日は対談企画のため14:15–17:30は通常観覧はできません ]
定 休|月曜日 (月曜日が祝休日の場合は開廊し、翌平日休廊)
電 話|03-6459-3205
入場料|無料
対談企画|9月29日(日)15:00–17:00 (要予約)

 

 

谷原菜摘子展「どこかでラッパが鳴っている」
会 期|2024年9月14日(土)-9月20日(金)
会 場|上野の森美術館ギャラリー (東京都台東区上野公園1-2)
時 間|10:00-17:00 (入館は30分前まで) [ 9月14日は対談企画のため14:30で閉場いたします ]
定 休|会期中無休
主 催|MEM
後 援|上野の森美術館
入場料|無料
対談企画|9月14日(土)15:30–17:00 (要予約)
※上野の会場には御祝花を飾るスペースがございませんので、お気遣いに感謝しつつも謹んで辞退させていただきます。

 

 

対談企画①
「憑依する美術」
日 時|9月14日(土)15:30–17:00
登壇者|森村泰昌、谷原菜摘子
会 場|上野の森美術館ギャラリー
参加費|1200円
定員50名・要予約、チケット事前購入制

 

対談企画②
「創造神として」
日 時|9月29日(日)15:00–17:00
登壇者|吉村萬壱、谷原菜摘子
会 場|MEM
参加費|1200円
定員20名・要予約、チケット事前購入制
※対談終了後に同会場で17:30–19:00クロージングパーティを開催いたします。(参加無料)

 

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昨年3月に「咲くやこの花賞受賞記念展」をクリエイティブセンター大阪にて、7月にはARKO2023招聘作家として大原美術館で個展を開催した谷原菜摘子の、都内では2年ぶりとなる新作個展を上野の森美術館ギャラリーと恵比寿のMEMで開催いたします。

谷原菜摘子は、京都市立芸術大学美術研究科博士課程を修了。博士論文は「暗さの底にある光脈—デロリを起点とした暗い絵の考察」。中世の日本から続く「暗い絵」の系譜に自分の作品を重ねる論考を執筆しました。古今東西の民間伝承や神話に繋がりながら、人間社会の暴力や恐怖、悪意、戦争などを主題に独自の神話を描きます。

上野の森美術館ギャラリーでは新約聖書の「ヨハネの黙示録」を題材に大型の新作油彩を中心に発表いたします。
谷原は、作品制作において、最初に独自の物語を創りあげることを重要視してきました。本展でメインとなる物語には、体が飛行機に変化してしまった女の子たちが登場します。谷原は以前に、ビル群の間から巨大な飛行機が垂直に飛び上がる様を描いた《どこかでラッパが鳴っている》(2021年)と、その作品にまつわる物語を文章で発表しました。「ヨハネの黙示録」では7人の天使が順番に鳴らすラッパがこの世の終末を告げるとありますが、谷原版黙示録では唐突に世界に終末が訪れ、根拠もわからず選ばれた女の子たちの体が次々に飛行機へ変形していきます。彼女たちは「飛行機ガールズ」となり、終末を止められる可能性のある「世界の隙間」へと出発します。
会場では「終末」に関わりのある初期の油彩作品や、パステル画も合わせて展示いたします。

壮大な黙示録とは対照的に、MEMでは人間の小さな闇をテーマに構成します。
鯱に囲まれた筏の上で生きる人々、顔のない男性を抱きしめる女性、宇宙に蝕まれる身体など、非現実的な光景と、人の内面に巣食う闇を描きます。また、谷原が人形美術を担当した江戸糸あやつり人形劇団結城座の演目「変身」のために描いたポスター原画や、人形のデザイン画も展示いたします。


本年度中に谷原菜摘子の作品は以下の展覧会でもご覧いただけます。
コレクション展Ⅱ「わたしのいる場所-コレクションから「女性」特集!」
会期:2024年8月20日(火)-12月8日(日)
会場:兵庫県立美術館
「わたしのいる場所-みるわたし」のセクションで、《創世記》が出展されています。

コレクション1 彼女の肖像
会期:2024年11月2日(土)-2025年1月26日(日)
会場:国立国際美術館(大阪)

「ワタシ」の「他人」、「タニン」の「私」。
会期:2024年11月1日(金)-2025年4月6日(日)
会場:モリムラ@ミュージアム(大阪)

中之島文楽2024
開催日時:2024年10月25日、10月26日
会場:大阪市中央公会堂1階大集会室
宣伝画、美術を谷原菜摘子が担当します。