松井智惠展『Picture -絵の仲間-』

会期|2017年5月13日(土) – 6月11日(日)
会場|MEM
営業時間|12:00-20:00
定休日|月曜休廊 [月曜祝日の場合は営業し、翌日休廊]
電話|03-6459-3205

オープニングレセプション
日時|2017年5月13日(土) 18:00〜
会場|MEM


[作家対談企画]
日時|5月19日(金) 19:00〜
会場|MEM
ゲスト|大久保美紀 [パリ第8大学造形芸術学部授業担当講師, TEAMeD (Théorie Epérimentation Arts Médias et Design)研究員]
参加無料

松井智惠は、京都市立芸術大学大学院修了。80 年代からインスタレーション作品を手がけ、ヴェネチアビエンナーレ、ニューヨーク近代美術館等も含め国際的にも広く紹介されてきました。2000 年以降は「ハイジ」シリーズを中心に映像作品を制作。インスタレーション、映像作品と平行して、それらの作品と呼応するようにドローイングを描き続けてきました。
松井は90 年代後半からの作品に、比喩として、『寓意の入れ物』と名付けています。物語が生まれる場所にある「寓意=物語」が入れられた器としての作品。そこで、『物語』が発生する間際の感覚を探っていたといいます。
MEM では2007 年に松井の油彩とドローイングで構成される絵画の展覧会を初めて開催し、その展覧会にも「寓意の入れ物」というタイトルが付けられ、その後2014 年に、毎日素描を描く「一枚さん」の展覧会を、横浜トリエンナーレ会場と同時展示で開催しました。
引き続き今回は、新作油彩を中心に、さまざまな描画材料を使用した紙の作品も含めた「絵」の展覧会になります。本展のサブタイトルに「絵の仲間」とあるように、松井は以前より油彩、水彩、マニキュア、カーボン紙などいろいろな素材や技法を使って「絵」を描いてきました。松井は「作品」ではなく「絵」を描いていたといいます。本展はそのような松井が寓話を語るように描く「絵」の展覧会です。