坂上チユキ展|辺境にて

会  期|2021年11月4日(木) — 28日(日)
会  場|MEM  map
電  話|03-6459-3205
営業時間|11月4日-7日 10:00 – 19:00 *Art Week Tokyo期間
営業時間|11月9日-28日 13:00 – 19:00
定 休 日|月曜日 (月曜日が祝休日の場合は開廊し、翌平日休廊)

4年前に急逝した坂上チユキ(1961-2017)の仕事を振り返る展覧会を開催いたします。極細の筆で青を基調にした、微細な画面を構成する、水彩や顔彩のドローイングが坂上の代表作です。自身が書いた自叙伝には「5億9千万年前プレカンブリア紀の海に生を受けた」とあり、その後大気が形成された、シルル紀時代の鮮烈な空と海の青の記憶を描いているといいます。古代の生物や、神話に登場する動物や幻獣を描いたり、古今東西の文学や音楽などを引用したり、生涯愛した鳥類 - 始祖鳥や極楽鳥、また常に傍らに飼っていたインコたち - を主題にした作品も多く残されています。また、クリスチャンでもあり、聖書からの一節を作品の中核に据えることもありました。本展で展示をする「我等を試みに 引き賜わざれ」の一連のシリーズは、主祷文の一説から引用されたものです。「ひとつひとつ筆をおき描く行為が、祈る行為と重なり合っている」と、坂上はかつて語っていました。
本展では、いままで発表した「鳥の写本」、「陽性転移」等のシリーズから選抜した作品に加え、遺作になった油彩《辺境にて》を展示致します。

 

本展はArt Week Tokyoに参加しています。
https://www.artweektokyo.com


【既刊】

坂上チユキ - 鳥の写本
2012年の個展「鳥の写本 附 私の愛する⼈たちへ」(MEM)で発表した、鳥の写本シリーズ全26点で構成。坂上が最も愛する生き物”鳥”をモチーフに青いインクで描かれた作品を原寸図版で、作家直筆のタイトルと合わせて収録した一冊。

サイズ|280×225mm
頁数|62頁 図版26点
製本|ソフトカバー
テキスト|保坂健二朗
デザイン|田中義久
言語|日本語、英語
出版|MEM
出版年|2017

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