北野謙 展|未来の他者/密やかなる腕

会 期|2021年8月17日(火)-8月31日(火)
会 場|MEM map
時 間|13:00-19:00
定休日|月曜日(月曜日が祝休日の場合は開廊し、翌平日休廊)

 

『未来の他者』は、フォトグラムによる新生児の肖像です。ある産婦人科医との出会いが、同シリーズの「誕生」につながりました。北野謙の代表作『our face』を見て感銘を受けたドクターが赤ちゃんをテーマにして作品を作ることを提案。撮影したポートレイトはすべて遺影になる、と常々語る北野は、この世界に出現したばかりの命の肖像を撮影することに興味をおぼえ、産婦人科医のもとへ撮影に通いました。それはやがて大判のカラーによるフォトグラムに発展していきます。2019年に東京都写真美術館で開催の「イメージの洞窟」展では、同シリーズから大型のカラーフォトグラムが6点、二部屋使って展示されました。本展は、『未来の他者』に加えて、コロナ禍の間撮り続けた日常や家族の写真を、たくさんの極小のプリントにして、家族全員の腕をセメントで型どった塊に貼り付けた彫刻作品のシリーズ『密やかなる腕』を併せて展示。コロナ禍で感じた、家の内側と外側の世界との断絶や、家で密やかに起こる事件について、身体と写真を通して問いかけます。見つめ続けた家族の存在と、生まれおちたばかりの生命が、同じ空間で対話を試みます。

インタビュー記事
タカザワケンジ「北野謙:作家インタビュー 内と外の世界を見せる、赤ちゃんのフォトグラム」東京都写真美術館、2019年7月


【新刊】

展覧会に併せて、写真集を刊行致します。

北野謙『未来の他者』

判型|290×200mm
頁数|68頁、図版18点
テキスト|北野謙
言語|日本語、英語
編集・造本設計|町口覚
デザイン|浅田農 (マッチアンドカンパニー)
価格|¥1,980 (税込)
発売元|bookshop M


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