莫毅 展 「囚獣 – 三个十年」

会期:2012年9月28日(金)- 10月28日(日)
会場:MEM map
open hours:12:00-20:00 月曜休廊
tel. 03-6459-3205

来日作家を囲んでのオープニングレセプション:9月28日 19:00 –
(参加無料)

莫毅(モイ、1958-)は、80年代後半から90年代にかけて天津の街の変化を撮影し始める。当時、都市を主題に制作を始めた数少ない中国の写真家のひとりである。その後、北京の街の変化もカメラで追い続けている。展覧会名の「囚獣」とは、檻にとらわれた獣のことであり、都市が自分にもたらした阻害とゆがみへの対抗心と、獣のように急激な速さで過去30年間を一気に駆け抜けた都市へ寄り添ってきた自分を重ねる意味がある。莫毅は故郷のチベットから都市に移住した30年間、都市の変化とそれがもたらす人間の変化を見据えながら作家活動を続けている。
本展では初期10年間にあたる80年代の作品に焦点を絞ります。行き交う人々の足元に近い犬の視点で撮影したという「舞踏的街道」、躍動する都市風景を多重露光等の独自の撮影方法で写した「我虚幻的城市」、首の後ろにカメラを据え付け、後方を歩く人々を次々に撮影した「1米 – 我身后的風景」など、代表作を展示します。

また莫毅は、9/28-10/1に東京ミッドタウンにて開催されるTOKYO PHOTO 2012の特別企画展「独行」中国現代写真—三影堂撮影芸術中心収蔵展の参加作家の一人でもあります。
TOKYO PHOTO 2012 | Official Site