ロバート・ウィルソン展「《浜辺のアインシュタイン》のための11のドローイングと、ルシンダ・チャイルズのビデオポートレイト」

会期|2026年1月31日(土)– 3月1日(日)
会場|MEM  map
時間|12:00 – 18:00
定休|月曜日 (月曜日が祝休日の場合は開廊し、翌平日休廊)
電話|03-6459-3205

 

MEMは2025年7月に逝去した前衛芸術家ロバート・ウィルソン氏を追悼する展覧会を開催します。本展は氏が音楽家のフィリップ・グラスと共に制作した代表的オペラ《浜辺のアインシュタイン》初演50周年を記念し、1975年に制作されたドローイング11点を世界初公開するものです。
ウィルソンは同年、舞台の基盤となる一連の絵を描き上げました。これらはリズム・光・空間をめぐる思索を結晶化し、伝説的舞台の出発点を明らかにします。《浜辺のアインシュタイン》は翌1976年にアヴィニョン演劇祭で初演、メトロポリタン歌劇場でも上演され、物語性を排した革新的構造で現代演劇とオペラを刷新し、多くの芸術家に影響を与えました。
今回出品されるドローイングは、抽象概念を視覚形式に翻訳するとともに大劇場での空間展開に導く創作過程を示すものです。また併せて紹介するのが、ルシンダ・チャイルズを主題に2005年に制作されたビデオポートレイトです。チャイルズは《浜辺のアインシュタイン》で振付を担当し、ダンサーとしても舞台に立ちました。彼女の朗読と映像が重なり舞台の記憶を呼び覚まします。
本展は2025年10月の東京芸術劇場での《Mary Said What She Said》公演とも呼応し、ウィルソンの創造の軌跡を刻みます。舞台と美術を横断した氏の活動を日本で紹介する貴重な機会です。MEMは2025年7月に逝去した前衛芸術家ロバート・ウィルソン氏を追悼する展覧会を開催します。本展は氏が音楽家のフィリップ・グラスと共に制作した代表的オペラ《浜辺のアインシュタイン》初演50周年を記念し、1975年に制作されたドローイング11点を世界初公開するものです。
ウィルソンは同年、舞台の基盤となる一連の絵を描き上げました。これらはリズム・光・空間をめぐる思索を結晶化し、伝説的舞台の出発点を明らかにします。《浜辺のアインシュタイン》は翌1976年にアヴィニョン演劇祭で初演、メトロポリタン歌劇場でも上演され、物語性を排した革新的構造で現代演劇とオペラを刷新し、多くの芸術家に影響を与えました。
今回出品されるドローイングは、抽象概念を視覚形式に翻訳するとともに大劇場での空間展開に導く創作過程を示すものです。また併せて紹介するのが、ルシンダ・チャイルズを主題に2005年に制作されたビデオポートレイトです。チャイルズは《浜辺のアインシュタイン》で振付を担当し、ダンサーとしても舞台に立ちました。彼女の朗読と映像が重なり舞台の記憶を呼び覚まします。
本展は2025年10月の東京芸術劇場での《Mary Said What She Said》公演とも呼応し、ウィルソンの創造の軌跡を刻みます。舞台と美術を横断した氏の活動を日本で紹介する貴重な機会です。


ロバート・ウィルソン(1941–2025)
国際的に高く評価された演出家・美術家であり、演劇、オペラ、ヴィジュアルアートにまたがる活動を展開しました。照明・動き・空間スケール等を徹底的に探究した彼の舞台は、新しい演劇言語を創出しました。様々な芸術分野を横断した制作を行い、フィリップ・グラス、トム・ウェイツ、ハイナー・ミュラー、マリーナ・アブラモヴィッチ等、数多くのアーティストと仕事を共にしました。美術家としてのウィルソンの回顧展は、ポンピドゥーセンター(パリ)と、ボストン美術館で開催されました。氏の絵画、ドローイング、ヴィデオ作品やインスタレーションは、ルーヴル美術館、グッゲンハイム美術館、アムステルダム市立美術館等多くの美術館で展示され、視覚芸術と舞台芸術を架橋する比類なきヴィジョナリーとしての地位を確立しました。1981年に来日して以来、日本の演劇人や能楽師、歌舞伎俳優、舞踏家たちとの作品制作を通じた交流でも知られています。2023年、世界的に顕著な業績をあげた芸術家に贈られる高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しました。