津田洋甫展 – 初期作品 1950 – 60年代
会期|2018年8月25日(土) – 9月9日(日)
会場|MEM map
営業時間|12:00-20:00
定休日|月曜日 [祝日または祝日の振替休日は開廊し、翌日休廊]
電話|03-6459-3205
【鼎談企画】
日時:8月25日(土) 18:00~
ゲスト:金子隆一(写真史家)、吉川隆之(浪華写真倶楽部)、田葉とみ子(浪華写真倶楽部)
*参加無料
*対談終了後にオープニングレセプション開催
津田洋甫(1923 – 2014)は奈良県吉野郡大塔村(現五條市)生まれ。1943年日本大学芸術学部映画科から学徒出陣、後に名誉交友推挙となる。昭和24年(1949年)に浪華写真倶楽部に入会。
同倶楽部は明治37年(1904年)創立の日本で最も長い歴史を持つ写真団体である。津田は戦後の浪華写真倶楽部の復興に尽力し、精力的に創作活動を続ける。1966年頃より樹木・水をテーマに日本の自然を撮り始める。1980年ニューヨークのローニンギャラリーで個展を開催し、展示作品のうち5作品がメトロポリタン美術館に収蔵される。その後、「四季百樹の詩」「水の詩」「大地の詩」各シリーズの写真展を大丸ミュージアム梅田をはじめ、東京、横浜などの百貨店で開催。それぞれの作品は奈良市写真美術館、大阪府、五條市に収蔵。また、北陸や東北の人々の生活を撮影した「なぎさ」シリーズは大阪新美術館準備室に収蔵されている。1995年紺綬褒章を受与される。主な写真集「木の色 風の音」「一期一会」「出会いの一瞬」他多数。1998年浪華写真倶楽部代表に就任。2005年倶楽部創立100周年記念展では、大阪京阪百貨店、東京都写真美術館、奈良写真美術館での開催に尽力した。
本展では戦前の浪華写真倶楽部の新興写真の流れを汲む実験的な作品も含め戦後50年代から60年代までの貴重なオリジナルプリントを展示いたします。
協力:浪華写真倶楽部 Yoho photo gallery