光を集める

《光を集める》は様々な場所にカメラを設置して、〈冬至-夏至〉の約6ヶ月間の長時間露光で撮影されたシリーズです。太陽は冬から夏にかけて日々少しずつ軌道の位置を変えます。雨の日や雲でところどころ切れ切れになりながら、無数の光跡がバーコードさながらの直線や破線としてフィルム上に記録されます。写真の中で、都市の風景の背後に現れる無数の線は、普段意識することのすくない宇宙の営みです。宇宙的な動きを身近に捉えることができるならば、それはまた前景にある私たちの世界を新たな視点で見るきっかけになるのではないかと期待します。

北野謙、2020年


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