本田健展『水のおちつき』

会期|2019年11月29日(金) – 12月22日(日)
会場|MEM map
営業時間|12:00-20:00
定休日|月曜日 [祝日または祝日の振替休日は開廊し、翌日休廊]
電話|03-6459-3205

アーティストトーク / オープニングレセプション
日時|11月29日(金) 19:00 〜
ゲスト|大野正勝 (NPO法人 岩手未来機構 理事長)
会場|MEM
参加費|無料
*トーク終了後にオープニングレセプション開催

アーティストトーク / クロージングパーティ
日時|12月22日(日) 17:00 〜
ゲスト|土方明司 (平塚市美術館館長代理)
会場|MEM
参加費|無料
*トーク終了後にクロージングパーティ開催

本田健は山口県出身で現在、岩手県遠野在住。20代に3ヶ月間ヨーロッパ各地を巡った後、岩手県の遠野に定住し、日本の山水を描こうと決める。1990年代より「山あるき」と題するチャコールペンシルで描いた一連の作品を発表。本田は遠野の里山をときには10時間以上歩きまわるといい、山を歩く行為と描く行為が強く結びついている。そこで遭遇する光景が作品の主題になり、極めて緻密に仕上げられる表現でありながら、ときには全長8m近い大作として制作される。本展では、山に降る雪や雨と、本田の住む里山でのくらしとの関わりを主題に展開。雨や雪として水が山に蓄えられ、雪解けと共に地下水に流れていく。やがてその水が地表の草木を潤し、人がそれを使って農作物に活かし、また川へ流れていくという、何も変わらない人の営為と自然とのめぐりあわせを本田は表現しているという。