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戦後の浪華写真倶楽部 – 津田洋甫 関岡昭介 酒井平八郎をめぐって

会期|2019年3月2日(土) – 24日(日)
会場|MEM map
営業時間|12:00-20:00
定休日|月曜日 [祝日または祝日の振替休日は開廊し、翌日休廊]
電話|03-6459-3205

鼎談企画
日時|2019年3月2日(土) 18:00〜
ゲスト|金子隆一(写真史家)、吉川隆之(浪華写真倶楽部)、田葉とみ子(浪華写真倶楽部)
会場|MEM
*終了後にオープニングレセプション開催

 浪華写真倶楽部は1904年に大阪で設立され、日本の現存最長のアマチュア写真団体として、写真史に重要な足跡を残して来ました。当時、関西には代表的なアマチュア写真家団体として「浪華写真倶楽部」「丹平写真倶楽部」、そして芦屋を拠点とする「芦屋カメラクラブ」があり、浪華写真倶楽部は設立の翌年より年次展として「浪展」を開催し、現在もその活動は続いています。
 1930年代、シュルレアリスムやバウハウス等、ヨーロッパの新しい運動が雑誌を通して紹介され、多くの日本の写真家に影響を与えたと言われています。浪華写真倶楽部においてもフォトグラムやモンタージュ、多重露光等の特殊技法を駆使した多くの前衛的な写真が生まれ、前衛写真運動のひとつの中心になりました。戦争によって倶楽部の活動は中断を余儀なくされますが、戦後焦土と化した大阪で、上田備山、本庄光郎等の戦前から倶楽部の中核を担った会員が再建に立ち上がり、津田等の若い世代を迎え倶楽部を再開することとなります。
 本展では、戦後の浪華写真倶楽部の再興に尽力した津田洋甫 (奈良生、1923-2014)、関岡昭介(大阪生、1928-2016) 、そして酒井平八郎(大阪生、1930-)の3名によるヴィンテージプリントを展示いたします。
 3名は、戦前の倶楽部の前衛精神を受け継ぎながら倶楽部の再興を担っていきました。戦後のアマチュア写真家による実験的な表現は同時期の大きなリアリズム写真運動の影に潜んでしまい、評価が看過されてしまっていました。津田、関岡、酒井は1950年代~60年代にかけて、戦後の社会状況への批評性を含んだ前衛表現を追求しました。その重要な戦後写真史の一頁を紹介いたします。

協力:浪華写真倶楽部 Yoho photo gallery