シャルル・フレジェ展 “WILDER MANN”

会期:2014年3月15日(土) – 4月13日(日)
会場:MEM map
open hours:12:00-20:00 月曜休廊
tel. 03-6459-3205

フランスの写真家シャルル・フレジェによる、欧州各国の伝統的な儀式に登場する獣人(ワイルドマン)のポートレートを展示致します。本展は写真集『WILDER MANN – 欧州の獣人 仮装する原始の名残』(青幻舎)の出版を記念して開催致します。
「WILDER MANN」シリーズは、2010年にオーストリアから始まり、欧州19カ国に渡り撮影されました。
ヨーロッパ諸国で何世紀にも渡り継承されてきた祝祭に登場する獣人、熊、山羊、精霊。各地域の人々はさまざまな衣装を身にまとい、仮面劇で生命の輪廻や季節のめぐりを祝います。動物の毛皮や植物でできた装束、鈴や骨で飾られた姿には、驚くべき多様性と奇怪な美しさが秘められています。本展では、その姿を隅々まで浮き彫りにしたポートレートを20点程展示いたします。

シャルル・フレジェ
フランスの写真家。1975年フランス、ブルージュ生まれ。ルーアン美術学院にて芸術を専攻。写真家として初期より一貫して肖像写真を追求し、スポーツ選手や学生、兵士などの社会的集団を、詩的かつ人類学的な視点から撮影している。ヨーロッパおよび、世界各国のギャラリーで展覧会を多数開催、アルル国際写真フェスティバルにも出品されている。日本へと旅し、相撲部屋の若手の相撲取りと訓練生を撮影した一連の作品は、2005年に横浜美術館での個展「RIKISHI」で展示された。また、若手芸術家の団体「ピース・オブ・ケーキ」(www.pocproject.com)の発起人でもある。